X-Window は Unix システムにおける標準のウィンドウ・システムである。 通常は、X 上ですべての作業を行う。 ただし、root でログインして X を起動するのはセキュリティ上まずいので避ける。 今後は一般ユーザで作業し、root の権限が必要な場合に限って一時的に su コマンドで root に変わるように心がける。また、root の作業が終わったら すぐに一般ユーザに戻るように癖をつけておく。
rcx03:~# passwd Changing password for root Enter the new password (minimum of 5, maximum of 8 characters) Please use a combination of upper and lower case letters and numbers. New password:(パスワードを入力する。表示されない) Bad password: too simple.(簡単過ぎるパスワードだという警告) Warning: weak password (enter it again to use it anyway). New password:(同じパスワードを入力する。表示されない) Re-enter new password:(同じパスワードを入力する。表示されない) Password changed.
/etc/profile を vi で開いて 最後から6行をコメントアウトするか削除しよう。 これでログイン時に出てくる意味不明の呪文は表示されなくなる。
kterm(漢字ターミナル)
画面下部にある kterm ボタンをクリックすると、kterm という 仮想端末エミュレータが起動する。通常はこの kterm 上ですべての 作業を行う。
kterm のウィンドウ上で[Ctrl]を押しながらマウスの 左/真ん中/右ボタンを押すと、それぞれ設定メニューが表示される。
X-Window の終了
「スタート」−「Exit Fvwm95」−「Quit Fvwm95」でウィンドウ・ マネージャを終了させると、これがフォアグラウンド・プロセスとなって いるので、X 関連のすべてのプロセスが終了し、コンソール画面に戻る。
X の操作方法(実際はウィンドウ・マネージャである Fvwm95-2 の操作方法)は、 Windows 95 に準じて作られているので特に違和感はないと思う。ここでは、95 との違いを述べるにとどめる。
ウィンドウのサイズ変更
カーソルをウィンドウの四隅に持っていくとカーソルの形状が変わる。 この状態でマウスをドラッグする。ウィンドウの「辺」でドラッグすると、 単にウィンドウの移動となる。
範囲指定(コピー)
ペースト
真ん中ボタンをクリック
左と右を同時にクリック。 ただし押すタイミングが違いすぎるととんでもないことになる。 極力(開発の場合なら特に)3ボタンマウスの使用をおすすめしておく。
なお、vi エディタ上でペーストに失敗してぐちゃぐちゃに なってしまった場合、あわてずに[Esc]uでアンドゥーする。