VS Code 1.86 から制限が厳しくなり、古い Linux に接続できなくなりました。最新の VS Code (Remote-SSH extention) でサポートしている Linux ディストリビューションは以下の通りです。
- Ubuntu 64-bit x86, ARMv8l (AArch64) (20.04+)
- Debian 64-bit x86, ARMv8l (AArch64) (Buster/10+)
- Raspberry Pi OS ARMv7l (AArch32) 32-bit (Buster/10+) (previously called Raspbian)
- CentOS / RHEL 64-bit x86 (8+) / (AlmaLinux 8)
- Alpine Linux 64-bit x86 containers or WSL hosts (3.16+) in Dev Containers, WSL
参照:Remote Development with Linux
Windows 上の VS Code から CentOS 7 に接続する必要が生じたので、その手順を以下にまとめました。Mac OS の場合はVS Code [Remote SSH] を古いLinuxで使うを参照してください。
ポータブルモードというインストール方法を使うので、新たにインストールした VS Code は既存の(最新の)VS Code と共存できます。
VS Code 1.85.1 をダウンロードする
https://update.code.visualstudio.com/1.85.1/win32-x64-archive/stable からダウンロードします。zip アーカイブが落ちてきます。
展開・インストール
私はホームディレクトリの直下に展開しました。展開後のフルパスは “C:\Users\hotta\VSCode-win32-x64-1.85.1” となります。
展開したディレクトリに行き、data というディレクトリを作成します。この中に extension や各種設定が入ります。その後、カレントディレクトリの Code.exe を起動します。

初期設定
テーマの選択画面が出るので適当なテーマを選択します。私は Dark Modern を選択しました。それ以外にもいくつかの設定がありますが、とりあえずスキップしました。選択が終わったら Next Section → をクリックします。

基礎的なチュートリアルがありますが、Mark Done をクリックしてスキップします。

初期画面
見慣れた画面が表示されるので、日本語(Japanese Language Pack)など必要な extention をインストール後、古い Linux に接続します。

歯車ボタンから更新を促されますが、せっかくダウングレードした VS Code が更新されると意味がないので、触らないようにしたほうがよさそうです。

後は、必要に応じてショートカットを作るなどしてから使用してください。
以上です。