X 用環境ファイル

ここでは、X Window System に関するユーザ設定ファイルについて紹介する。 ここは好みに応じてどんどんカスタマイズしよう。 なお、これらのファイルはすべてユーザのホームディレクトリ直下にある。

パス 説明 備考
.Xdefaults X アプリケーションのデフォルト環境設定ファイル おすすめの設定を以下に示す。 存在する場合は修正すること。 行頭の ! はコメント行を示す。
kterm*background: Black  ←kterm の背景を黒に
kterm*foreground: White
kterm*cursorColor: Orchid
           ←デフォルトから変更
KTerm*fontList: kanji14
KTerm*boldFontList: kanji14
(これ以外は '!' でコメントアウトする)
.xinitrc X アプリケーションの自動起動スクリプト おすすめの設定を以下に示す。存在する場合は修正すること。 行頭の # はコメント行を示す。
# unclutter は一定時間動かないカーソルを隠すプログラムです。
# unclutter &           ←コメントアウト
# 日本語のカレンダー
#exec xcalendar -geometry 235x215+0+600 &
#xcalendar &            ←コメントアウト
# X Window が一定時間利用されない時に画面をロックします。
#xset s noblank &       ←コメントアウト
#kterm -vb -km euc -geometry 80x30+10+10 -bg cornsilk &
                        ←コメントアウト
.fvwm95rc ウィンドウマネージャ fvwm95 の設定ファイル

注意
X Windows System では Microsoft Windows と違って、 Look & Feel(見た目や操作方法)を司る部分がウィンドウマネージャという アプリケーションで実装されており、これを入れ替えることにより ユーザ毎に異なったLook & Feel を実現できる。 今回は adduser で fvwm95 を選択させたのでウィンドウマネージャは fvwm95 が立ち上がるようになっている。 慣れてきたら、好みで別のウィンドウマネージャを使用しても構わない。

  • Netscape の起動環境

    Netscape Communicator をインストールしている場合は、 以下のいずれかの方法によりボタンで起動できるようにする。 なお、いずれの場合も 'netscape' を 'jcommunicator' に変更すること。

    パスを通す
    virc(vi ~/.bashrc) で .bashrc を開き、以下の行を追加する。
    PATH=/usr/local/netscape:$PATH
    
    シンボリック・リンクを張る
    # su -
    # cd /usr/local/bin
    # ln -s ../netscape/jcommunicator .
    
    絶対パス名で指定する
    .fvwm95rc で jcommunicator を呼び出しているところをすべて /usr/local/netscape/jcommunicator に書き換える。
  • その他
    Style "*" ClickToFocus
    Style "*" SloppyFocus    ←追加
    Style "*" MouseToFocus   ←追加