/etc/fstabファイルの記述例)
#device | mount point | filesystem | options | ||
/dev/hda3 | / | ext2 | defaults | 1 | 1 |
/dev/hda1 | /www | ext2 | defaults | 1 | 1 |
none | /proc | proc | defaults | 1 | 1 |
/dev/cdrom | /cdrom | iso9660 | noauto,user | 1 | 1 |
/dev/fd0 | /fd | msdos | noauto,user | 1 | 1 |
server2:/home | /home | nfs | defaults | 0 | 0 |
装置を表すスペシャルファイル名。特殊なものとしては以下のものがある。
その装置をどのディレクトリとして認識するかという指定。指定するディレクトリは、前もって作成しておく。もしそのディレクトリにファイルが存在しても、マウントされた時点でそのファイルは隠れて見えなくなってしまう。
Linuxではカーネルレベルで多数のファイルシステムがサポートされていて、筆者もすべてを把握している訳ではないので、上記に示すものだけを説明する。
名称 | 説明 |
---|---|
ext2 | Linux Extended 2。Linuxの標準ファイルシステム。 |
iso9660 | 一般的なCD−ROMを読むためのファイルシステム。 |
msdos | FATファイルシステム。筆者は使用したことがないが、Windows 95 で使用されているVFAT(長いファイル名が使える)もサポートしているようである。 |
nfs | Network File System。他のマシンにあるディレクトリをローカルディスクのように使用することができる。実体のあるマシンでNFSサーバが動作していることが必要。 |
proc | System5 系UNIXの特殊なファイルシステム。このディレクトリを通してカーネルやデバイスドライバの状態などをリアルタイムで監視することができる。 例) hostname:/# cat /proc/interrupts 0: 292023580 timer 1: 1117 keyboard 2: 0 cascade 3: 7385499 NE2000 13: 1 math error 14: 2115108 + ide0 15: 0 + ide1この出力は、現在稼働中のデバイスドライバのうち、割り込み(IRQ)を使用するものである。左から順に、IRQ,(ブートしてからの)割り込み回数、デバイス名である。 |
これ以降のパラメータは、各ファイルシステム固有である。default というオプションは、そのファイルシステムの一般的な動作という意味で、具体的には起動時に自動的にマウントすることを示す。