イーサネットは、LANを構成する際の代表的なメディア(媒体)です。 以下の3種類があります。
名称 | ケーブルの特徴 | ケーブルの 最大長 | 普及度 |
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10Base-5 (テンベース ・ファイブ) | 太い同軸ケーブルを使います。 昔は黄色であることが多かったので、イエローケーブルなどと呼ばれていました。 | 全体で500m | 今後は新規に使われることはほとんどないでしょう。 |
10Base-2 (テンベース ・ツー) | 細い同軸ケーブル(テレビのケーブルみたいなもの)を使います。 | 全体で200m(実際は 185m) | これも使われることが少なくなりました。 利点としては、数台のPCをつなぐだけなら、 ケーブル(とBNC コネクタ)だけあればすむので費用がかからないことです。 |
10Base-T (テンベース ・ティー) | 電話線をすこし太くしたようなケーブル (ツイスト・ペア・ケーブル)を使います。 これにはストレート・ケーブルとクロス・ケーブルの2種類があります。 2台だけを接続するのであればクロス・ケーブルでつなぐだけでもできます。 3台以上をつなぐ場合はハブと呼ばれる集線装置(数千円位からあります) を中心にして、ストレート・ケーブルで星型に接続します。 | 1本あたり最大100m | 手軽に使えるので、現在は広く普及しています。 |
ちなみに、10ベースの10は、伝送速度が10Mbpsであることを表し、 その後の数字はケーブルを延ばすことができる距離を表しています。
フィールド | 長さ(ビット) | 備考 |
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プリアンブル | 64 | フレーム同期用(010101....) |
宛先MACアドレス | 48 | ff:ff:ff:ff:ff:ffはブロードキャスト |
送信元MACアドレス | 48 | |
フレームタイプ | 16 | |
フレームデータ | 368〜1200 | (IPヘッダ以降) |
CRC | 32 | 伝送エラー検出用 |