おさらい
ここまでのおさらいをしますと、以下のようになります。
- LAN上の各ノードは、物理的にはMACアドレスによって識別される。
- LAN(WAN)上の各ノードは、論理的にはIPアドレスによって識別される。
- IPアドレスからMACアドレスへの変換(MACアドレスの解決(Resolution))には、ARP(Address Resolution Protocol)が使われる。
- 1つのネットワーク(セグメントともいいます)には、イーサネットの制約により、あまりたくさんのノードを接続できない。
- ノード数が増えすぎたら、ネットワークを分割することを考える。
- 異なったネットワーク同士を接続するには、ルータが必要。
- 各ノードは、宛先IPによってどこへ送ればよいかを識別する。これを管理・統括するのが、各ノードのメモリ中にあるルーティング・テーブルである。
- あるセグメントに存在するゲートウェイ(セグメントの外への出口となるルータまたは同等の機器)が1つしかない場合は、「デフォルト・ゲートウェイ」を設定するだけでOK。あとは「デフォルト・ゲートウェイ」にあたるルータが、そのパケットを適切に配送してくれる。