ここでは、ログインパスワードの変更方法を例に取り、変更を反映させるまでの手順を解説します。
c:\>telnet ncr64edo[Enter](PCからtelnetでログインする) User Access Verification
Password: ログイン・パスワード[Enter](表示されない) ncr64edo>enable[Enter] Password: 特権パスワード[Enter](表示されない) ncr64edo#config Configuring from terminal, memory, or network [terminal]? [Enter] Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z. ncr64edo(config)#line vty 0 4 ncr64edo(config-line)#password パスワード文字列 ncr64edo(config-line)#exit ncr64edo(config)#exit ncr64edo#write memory Building configuration... [OK] ncr64edo#exit
ここで、青色で指定した2行以外はすべての設定変更で共通の手順なので、後述のコマンドでは割愛しています。
ncr64edo(config)#enable secret 特権モードのパスワード[Enter]
※特権モードのパスワードは、enableコマンドで特権モードに入るのに必要です。
ncr64edo(config)#hostname 新しいホスト名[Enter]
hostnameコマンドは、他のコマンドと違い、コマンドを投入した時点で即時に変更が反映されます。
※認証方法として chap(Challenge Handshake Authentification Protocol)を使用している場合、接続する相手の電話番号と、相手のホスト名(およびIPアドレス)が関連づけられているようなので、不用意に変更するととたんに通信ができなくなる恐れがあります。
例として、「192.168.6.0」というネットワーク向けの経路を、ゲートウェイ「192.168.0.254」に向けるためのコマンドを示します。
ncr64edo(config)#ip route 192.168.6.0 255.255.255.0 192.168.0.254[Enter]
「no」というコマンドに、引数として(show confで表示される)現在設定されているコマンドを与えることにより、該当の設定を削除します。ここでは例として、RIP(Routing Information Protocol)を使わないようにするコマンドを示します。
ncr64edo(config)#no router rip[Enter]
pingやtracerouteなどを実行中、処理を中断したい場合は、以下のキータイプを行います。
Ctrl + Shift + 6 の後 x