SETUP - fdisk


以下の指示に従って、上から順に実行する。
なお、応用が利かなくなるのを避けるため、 画面に表示されるメッセージにもすべて目を通し、 かつ意味を考えながら実行して欲しい(^^;。

  1. メニュー選択(さて、どうしましょう?)

    KEYMAP を選択。

  2. キーボード配列の変更

    デフォルトで 106 キーが選択されているので、 そのまま[Enter]

  3. メニュー選択(さて、どうしましょう?)

    fdiskを選択。

  4. fdisk するディスク装置の選択(どのディスクを fdisk しますか?)

    /dev/hda(*1) を選択。なお、ここで表示されている /dev/hdc は IDE CD-ROM の物理デバイス名である。

    (*1)SCSI HDD の場合は /dev/sda になる。 以降の表記も適宜読み替えてほしい。

  5. fdisk のメインメニュー(どうしますか?)

    fdisk はコマンドライン・インターフェースを採用している。 まず m (ヘルプ)で使用できるコマンドを把握した方がよい。 実際に使用するのは、以下のコマンドである。

    p
    パーティション状態の表示
    d
    パーティションの削除
    n
    新しいパーティションの生成
    t
    パーティション・タイプ(ファイルシステム識別)の変更
    a
    アクティブ・パーティション(ブートローダを置く場所)の変更
    w
    変更の書き込みと終了

  6. pコマンドで、現在のディスクの状態を表示する。

  7. 何らかのパーティションがあれば、 d コマンドでそれらをすべて数字の大きいほうから順に削除する。 なお削除対象のパーティション番号は、 デバイス名 /dev/hdaX の 'X' の数字を入力する。 p コマンドで表示されるデバイスがなくなれば OK。

    ※Windows など別の OS と共存させることもできるが、 ここではその方法には触れず、Linux のみでディスクを使用する ものとする。なお、他の OS を消さない場合は当然これらの パーティションも削除しない。

  8. n コマンドでパーティションを再作成する。 ここでは、第1パーティションを 64MB のスワップパーティション、 第2パーティションを残り全部として切っている。 この第2パーティションに OS をインストールすることになる。 なお、生成するタイプはいずれも Primary Partition (DOS で言うところの「基本領域」)にしておく。

    先頭シリンダ最終シリンダ備考
    第1
    パーティション
    +64M('M'は大文字) どうしてもディスクが足りない場合などは、
    +32M とか +16M などでもよい。
    第2
    パーティション
    XXX YYY いずれも、「最初の cylinder(XXX - YYY):」
    メッセージにおける括弧内の数値

  9. t コマンドで、 第1パーティションの属性を 82(Linux Swap) に変更する。

  10. a コマンドで、第2パーティションをアクティブ・パーティション (ここからブートするという指定)に変更する。

  11. p コマンドで設定を確認する。 なお、nnnn はディスクによって異なる。

    デバイス  Boot Begin Start End ブロック Id システム
    /dev/hda1          1     1  nn  nnnnnn 82 Linux Swap
    /dev/hda2    *    nn    nn nnn  nnnnnn 83 Linux Native
    
  12. w コマンドで設定を書き込んで fdisk を終了する。 「Plamo Linux のセットアップメニューへようこそ」画面に戻る。