起動後の確認事項

再起動後 root でログインすると、 わけのわからない英語のメッセージが数行流れる。 これは fortune という格言を表示するプログラムが自動実行されている ために表示されたものである。業務には不要なのでとっぱらってしまおう。 これには、vi で /etc/profile を開き、最後の6行をコメントアウトするか削除する。

vi の使い方がわからない場合は、とりあえず vi /etc/profile[Enter] で該当のファイルを開き、G(大文字) で最終行に行って dd で1行削除し、(ピリオド)で直前の変更(1行削除)を5回繰り返し、 最後に :wq[Enter] で終了する。詳しい使い方は vi の使い方のページを参照のこと。

それからいったん exit[enter] でログオフして再度ログオンすれば、 うっとおしいメッセージは表示されなくなるはずである。

次に ifconfig コマンドでネットワークの接続性を確認する。

rcx03:~# ifconfig
lo        Link encap:Local Loopback
          inet addr:127.0.0.1  Bcast:127.255.255.255  Mask:255.0.0.0
          UP BROADCAST LOOPBACK RUNNING  MTU:3584  Metric:1
          RX packets:35 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:35 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          Collisions:0

eth0      Link encap:Ethernet  HWaddr 00:00:E2:16:A7:8A
          inet addr:192.168.0.213  Bcast:192.168.0.255  Mask:255.255.255.0
          UP BROADCAST RUNNING MULTICAST  MTU:1500  Metric:1
          RX packets:64517 errors:0 dropped:0 overruns:0 frame:0
          TX packets:1046 errors:0 dropped:0 overruns:0 carrier:0
          Collisions:0
          Interrupt:10 Base address:0x9000

ここで lo は「ループバック・デバイス」、 eth0 は「イーサネット・ポートの一番目」を表す。 こういうふうに表示されれば、 ネットワークと接続可能な状態になっている。 lo しか現れない場合は、 低レベルのイーサネット・ドライバが組み込まれていない(*1)か、 または IRQ などのリソースが競合している可能性がある。

(*1) if Station GF と Plamo Linux 1.4.1 の組み合わせで、 M/B 組みこみの EtherExpressPro100 が認識できないのを確認した。 必要なモジュールである eepro100.o がない。

また ISA の ne2000 コンパチボードも、モジュール ne.o がないため 認識できない。 いずれの場合も、後述のカーネルの再構築により認識できるようになる。

無事に LAN I/F が認識できたら、 ping などで他のマシンとの接続性を確認しておく。