WAN

  1. WANとは

    WANとは、Wide Area Network (広域ネットワーク)の略で、 平たく言えば複数のLANを何らかの方法で相互接続したものです(*1)。 WANを世界規模で実現しているのが、ご存知のインターネットです。 以下、WANとインターネットをほぼ同義語として話を進めていきます。

    (*1)……

    この説明では、読者によっては、ルータを間にはさんだ 単なる2つのLANについてもWANと呼ぶのだと誤解してしまう のではないかというご指摘をいただきましたので、補足させて いただきます。

    大規模なLANになると、複数の施設を光ファイバーで相互接続 するといった形態になると思いますので、LANとWANの違いが見え にくくなります。LANとWANの違いは、誤解を恐れずに言ってしまうと、 相互接続の方法が、通信事業者が提供している回線を使っていれば WANと言うことができます。ぶっちゃけた話、途中で公道にある 電柱を使っていればWANです(きっぱり)。 じゃあ地中を、、、というツッコミは却下します;-)

    ということで、このページで言うLANとは、ルータがからまない、 あるいはダイヤルアップルータなどで外とつながっているような、 SOHO や小規模な家庭内乱^LAN 程度を想定しています。 「ネットワーク」という言葉はかなりあいまいだと思っているので、 あえてLANと書かせていただきますのでご了承ください。。

  2. WANにおけるMACアドレスの使用について

    前章では、LAN上で使用されるMACアドレスについてご紹介しました。 MACアドレスはたとえば「aa:bb:cc:dd:ee:ff」のような16進 6バイトで表されるIDで、一般的に工場出荷時に決められたものを そのまま使用します。

    LAN上ではこれでいいのですが、WAN上でこれをそのまま使うと どうなるかをちょっと考えてみてください。たとえば、インターネット上に 100万台の計算機が接続されているとします。インターネットに 接続されているLAN上で、とある計算機Aが、どこにあるかわからない (が、すぐとなりにあるかもしれない)計算機Bに1パケットを 送信するとします。そのパケットは、宛先がどこにあるかは想像も つかないので、全世界の100万台の計算機に送り届けられようとします。 また同時に、別の計算機Cも計算機Dにパケットを送信しようと しようものなら、ネットワークが簡単に破綻してしまうことは 理解できると思います。

    インターネット上で使用することを想定して実験を重なられてきた プロトコル(通信規約)であるTCP/IPプロトコル(*1)では、 この問題について1つの解決策を提示しています。原理は簡単なもので、

    「宛先の計算機がそのLAN上にあるとわかっている
    場合は、そのパケットをLANの外へは送出しない」

    ようにしたのです。

    では、「宛先の計算機がそのLAN上にある」ことは、 どうやったらわかるのでしょうか?

    (*1)…TCPは、Transmission Control Protocol (伝送制御プロトコル)、IPはInternet Protocol (インターネット・プロトコル)の略です。

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